【日本ダービー】ヴェロックス、予定通り冷静11秒4 川田「いい動き」

[ 2019年5月23日 05:30 ]

単走で抜群の伸び脚をみせたヴェロックス
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 打倒サートゥルナーリアへ、静かに態勢を整えた。「第86回ダービー」の追い切りで皐月賞2着馬ヴェロックスが、本番に最高潮を迎える絶好の追い切りを披露。中内田充正師(40)、川田将雅騎手(33)とも逆転へ闘志をみなぎらせた。美浦では皐月賞3着馬ダノンキングリーが気合をMAXまで高め、臨戦態勢を整えた。

 逆転戴冠を狙うヴェロックスの最終追いはCWコース単走。折り合い重視でじっくりとコーナーを回る。直線は手綱を軽く押して促す程度だったが、それでも1F11秒4まで加速。走り足りないと言わんばかりの勢いでゴール板を通過すると、すぐに手綱を引いてスピードを緩めた。「少し時計が速くなった(6F82秒9)がコントロールは利いていた。いい動き」。騎乗した猿橋助手は満足そうに振り返った。

 1週前追いは川田が騎乗して同じCWコースで6F78秒7の猛時計をマーク。一転して「静」の最終追いとなったが、これは計算通り。中内田師は「先週、しっかりと負荷をかけているし、今週は輸送もあるので調整程度。しまいの反応もしっかりしていたし、ここまでは予定通りに調整できた」と胸を張った。

 皐月賞は残り100メートルでサートゥルナーリアと接触。内へはじかれたが、すぐに立て直して頭差2着まで盛り返した。中間は放牧に出さず、在厩で調教量を増やした。「皐月賞後は疲れが出ると思ったが、それほどでもなかった。厳しい競馬の後でも体が膨らんでいる」(中内田師)。ハードな調教を良質な筋肉に転換。心身共に前走以上の状態で大一番に臨む。

 最大のライバルはもちろんサートゥルナーリア。「前走は休み明けでまだ少し動けないのかなという印象。それでも着差以上に強かった」。主戦・川田は相手をリスペクトした上で「凄く強い馬に向かっていく立場。今までで一番馬をつくり上げた。全力で臨む」と雪辱を期す。今年35戦16勝、・457と驚異の勝率を誇る中内田師&川田の最強タッグ。闘志を内に秘め静かに雪辱の時を待つ。

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