【高松宮記念】8歳スピリット“高配当演出の予感”世代交代の波はね返す

[ 2019年3月22日 05:30 ]

 【G1ドキュメント・栗東=21日】芝スプリント路線は4歳ダノンスマッシュ、モズスーパーフレアといった若い世代がメキメキ頭角を現している。押し寄せる世代交代の波をはね返すことができるか。3年連続参戦(17年13着、18年15着)となるラインスピリットは今年8歳。経験豊富なベテランだ。昨年暮れの阪神C10着から年明けのシルクロードS14着、阪急杯8着と苦戦が続くが、元々が意外性のあるキャラクター。昨年スプリンターズSは13番人気の低評価をくつがえして3着に入っているのだ。柏原は顔なじみの瀬戸口厩務員のもとに向かった。「去年のスプリンターズSはホンマに具合が良かったんやわ。あの頃と比べると物足りないかな」と第一声が控えめなのはいつものパターン。取材を進めると感触の良さが伝わってくる。

 「先週CW(6F79秒7)でビッシリやって、きのうは坂路で反応が良かった。最近じゃ一番、攻めているよな。その分、体が減るかもしれないけどカイバはちゃんと食べているし、調子自体はいいよ」

 ここ3走は良化の余地を残した段階。阪急杯はベストとは言えない千四でコンマ6秒差と着順の印象ほど負けていない。「距離は千二が一番いい。以前は好走するのにハナとか良馬場とか注文がついたけど今はそういうのがなくなっている」。取材を終え、去りぎわに「馬に頑張るように言っとくわ」と笑顔。いい意味で力が入っていない。今季もまたG1で高配メーカーになるかも!?昨秋と似た雰囲気が漂ってきた。

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2019年3月22日のニュース