【フィリーズR】ノーワン&プール同着V!重賞では10年オークス以来の珍事

[ 2019年3月11日 05:30 ]

<フィリーズR>写真判定の末、同着でゴールするノーワン(左)とプールヴィル(手前)(撮影・亀井 直樹)
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 2頭同時にゴールに飛び込んだ。内ノーワンか、外プールヴィルか。スローVTRでも勝敗の行方を確認できない。2頭は検量室前へ。ノーワンが1着、プールヴィルが2着の枠場に入った。長い写真判定。検量室にピンと張り詰めた緊張感が漂う。5分後、裁決委員が同着を告げた。両陣営に安どの笑みが浮かんだ。 レース結果

 同着も立派な勝利だ。ノーワンの坂井が語った。「同着でも重賞を勝てて良かった。関係者の皆さまに感謝したい」。デビュー4年目、重賞初制覇。一昨年の秋、単身オーストラリアに渡って武者修行した。国内で騎乗する今年は成果を出す一年と位置づけていた。

 1枠1番から道中、中団のイン。徹底して内にこだわった。ラスト100メートル。最内アスタールビーとアウィルアウェイの間に生じたギリギリのスペースに突っ込んだ。十分な間隔がなかったと判断され2日間(16、17日)の騎乗停止処分を受けたが、パートナーの脚色は鈍らなかった。「追い切りの感触が良かった。緩い馬場もこなしてくれた」。笹田助手は「桜花賞の権利を獲れて良かった」と坂井に感謝した。

 プールヴィルをVに導いたのは秋山だ。阪神JF5着、紅梅S2着に続いて3戦連続の騎乗。勝負どころで外に出すうまさが光った。「ここ2走、悔しい思いをした。何とか結果を出したかった。ゴールに入った時は負けたと思ったから同着で良かった」と胸をなで下ろした。いったん脱いだ勝負服を再び着てインタビューに登場。カメラマンのリクエストに応えて坂井と写真に納まった。庄野師は「最後は力が入った。2着かなと思ったし半信半疑ではあったけど期待しながら待っていた」と笑った。

 10年オークス(アパパネとサンテミリオンが1着)以来の重賞1着同着。そういえば、あの時も雨のやや重馬場だった。ドラマを演出した“持ってる”2頭。桜花賞の舞台でも何かを起こしてくれそうだ。 

 ◆ノーワン 父ハーツクライ 母プレイガール(母の父カーリアン) 牝3歳 栗東・笹田厩舎所属 馬主・藤田好紀氏 生産者・北海道新ひだか町飛野牧場 戦績6戦2勝 総獲得賞金4750万5000円。

 ◇プールヴィル 父ルアーヴル 母ケンホープ(母の父ケンダルジャン) 牝3歳 栗東・庄野厩舎所属 馬主・吉田照哉氏 生産者・北海道千歳市社台ファーム 戦績6戦3勝 総獲得賞金6826万3000円。

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