【札幌記念】アポジー、柴田善と熟練逃走だ「黙ってても行く」

[ 2018年8月15日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・札幌=14日】北海道入りして10日、そのうちの半分は雨に降られている秋田。ちなみに昔、初めて門別競馬場に行った日には雪が降った。相変わらずの雨女ぶりを発揮しているが、ここまでくると慣れっこで雨中取材の準備は万端。どんとこいだ!

 そんな中関東より10度くらい涼しいのは救い。札幌滞在で調教をつけるのは25〜26年ぶりという柴田善も「美浦は今年は危険な暑さだからね。こっちは気候が違う。馬も人間も楽。この1週間で元気を取り戻すよ」と冗談めかして笑った。

 札幌記念に出走するマルターズアポジーのために札幌入りしている柴田善。14日はダートコースをキャンターで1周。「落ち着いているし、古馬で移動にも慣れているから何も心配ない」と順調ぶりを確認した。アイトーンが逃げ宣言し、先行争いの行方が注目されるが「黙ってても行く馬。半馬身くらい遅れても行っちゃうから凄い。こっちの方が速い」と全く意に介さず。泰然自若。ベテランらしい落ち着いた涼やかさでさっそうとハナを奪っていくに違いない。

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2018年8月15日のニュース