【札幌記念】ネオリアリズム北の大地から復権 Wコース納得ラスト13秒2

[ 2018年8月15日 16:19 ]

馬なり調整も力強くチップを蹴り上げるネオリアリズム
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 一昨年の覇者ネオリアリズム(牡7)は3年連続での函館滞在。昨年はこのレースを回避したが今年は順調だ。1週追いの芝コース(5F66秒9)で負荷を掛けると、当週は微調整程度。この日はWコースで馬なりで流し5F69秒2。直線は雨で濡れた重たいチップを力強く蹴り上げ、ラスト1Fを13秒2でまとめた。時計以上の迫力に渡辺助手も納得の表情だ。

 「暑さに弱いので涼しい気候は仕上げやすい。体のこなしが良くなっているし、手前の替え方もスムーズ。仕上がったと思います」

 今年初戦のドバイターフ(8着)は落鉄で力を発揮できず。それでも昨春のクイーンエリザベス2世Cは、同じコーナー4つの機動力が問われる舞台で世界の頂点を極めた。「ドバイの疲れは取れているし、この舞台は相性がいいですからね」と同助手。10月には豪G1・コックスプレート参戦プランもある。名手モレイラを背に、北の大地から再び世界を目指していく。

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2018年8月15日のニュース