古賀史師、持ち運び冷風装置 レース後の涼感アイテムは鹿戸師

[ 2018年8月15日 05:30 ]

JRA所属馬猛暑対策

古賀史厩舎の冷風機
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 「これで夏負けゼロだよ」と古賀史師が指さしたのが各馬房の前に設置された冷風扇。水の気化熱を使用した冷房装置で、「馬房に風を送り込むと3度は下がる」と言う。各馬房に1台ずつ、合計20台で約200万円の出費となったが、「競馬場にも持ち運びできるのが長所。トレセンに近い環境にしてやれる」。クーラーよりも優しい涼風が夏バテ予防の特効薬だ。

 レース後の涼感アイテムなら鹿戸師が考案した、ヒンヤリ馬服。「クーラーボックスに氷水と一緒に入れて冷やしておき、レース後に着せてやる」と鹿戸師。レース後の脱鞍所で水浴びさせてからヒンヤリ馬服を着用して引き運動で厩舎へ。厩舎到着後は再び水浴びさせて馬房に入れるようにしている。熱中症はレース直後に最も発症しやすいだけに有効な方法だ。

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