【安田記念】アレス、超集中・超加速でスピード満点　

蛯名を背に併せで追い切るサトノアレス（右）【撮影・近藤大暉】
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　Ｇ１馬復活へ。サトノアレスがスピード感満点の動きで好調をアピールした。蛯名を背にＷコースでアルトリウス（４歳５００万）を２秒近く先行させてスタート。３角手前で６〜７馬身あった差を、コーナーで一気に詰めて直線へ。馬なりのまま加速すると、内からスパッと切れて１馬身先着した。「動きは良かった。休み明けを１回使った分、軽くなっている。１頭になると気を抜く面があるので、あえて一気に抜いたが、ゴール前も集中して奇麗に走っていた」。蛯名は上々の感触を口にした。

　藤沢和師も「前走を使ったばかり（中２週）だし、そんなに速い調教ではないが、反動もなくいい状態」と満足顔。「器用な馬ではないので、直線でうまくさばけるかが鍵。蛯名君も２度目なので期待している」と結んだ。その前走・京王杯ＳＣはレコード決着にタイム差なしの３着。「勝ちに等しい内容」と振り返る鞍上の手綱さばきに注目だ。