【日本ダービー】サミット、実力測定 将来の飛躍見据える

[ 2018年5月23日 05:30 ]

ゴーフォザサミット(撮影・村上大輔)
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 静内にある矢野牧場は大正時代創業の老舗。ゴーフォザサミットは12年大阪杯優勝など大活躍したショウナンマイティの7歳下の半弟。ハーツクライと種付けした14年、母ラグジャリーは16歳だった。矢野亨憲代表(36)は「種牡馬はトレンド重視。ジャスタウェイが活躍した頃だった。ただ、母はうちの繁殖としては種付けを考える年齢。ショウナンマイティがいなければ、サミットはいなかった」と現在20歳で牧場を支える偉大な母を称える。牧場では「無事に育ち、逆に印象が薄い」とスクスク成長。青葉賞は「秋にはもっと良くなるとうかがっていたので、次につながる競馬ができれば」と会心Vを見守った。

 84年のグレード制導入後、牧場からダービー出走は初めて。亨憲さんは「ホースマンの誰もが目標にするレースでうれしい限り。ただ馬には最終目標ではないかも…。まず力を出し切ってくれれば」と語った上で続けた。「競馬に多大な貢献をされてきた山本英俊オーナーのために頑張ってほしい」スカイブルーの勝負服が真っ先にゴールを駆け抜けることを祈っている。

 ▼矢野牧場 新ひだか町静内真歌。代表は矢野亨憲(あきのり)氏。繁殖牝馬は25頭。代表馬はアローキャリー(02年桜花賞)、ショウナンマイティ(12年大阪杯)、ミッキーペトラ(09年弥生賞2着)。

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