【函館スターライトクラウン】南が最速G3V、デビュー298日

[ 2018年4月30日 05:30 ]

函館G3で優勝した南
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 競輪の函館ナイター20周年記念のスターライトクラウン(G3)最終日は29日、北海道の函館競輪場で決勝(2025メートル、5周)が行われ、111期の新鋭・南潤がG3初優勝を飾った。レースは南―山本―松岡―小林―鈴木―山下―真崎―大矢―柴田で周回。残り2周で大矢―柴田が上昇して鈴木―山下―真崎が中団へ。その後ろに小林。南―山本―松岡は一度は後方7番手に下げる。打鐘で一気に踏みだした南に合わせて鈴木もスパートして併走に。最終ホームで南が前に出ると鈴木は南の番手に入り山本をけん制、番手を奪取する。最終バックは南―鈴木―山下の順。ペース良く逃げた南が力強く押し切り、最後に鈴木をかわした山下が2着。

 デビューから298日でのG3優勝は史上最速。16年7月26日に函館記念を制した新山響平(青森=107期)の387日という記録を大幅に更新した。南のG3初出場はS級に特別昇級して2戦目となった地元・和歌山記念(決勝8着)。今回2回目のG3出場で優勝に輝いたことになる。

 殊勲の南は「周りの人からは優勝すると新記録になるとずっと言われてきた。でも、優勝を意識して小さいレースにならないように注意していた。勝てたのは良かったが、これに満足することなくもっともっと頑張っていきたい」と話した。今後の目標についても「高い目標は持たずに目の前の一戦一戦に集中していく」。次回の出走は福井F1(5月7〜9日)になる。

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2018年4月30日のニュース