【オークス】リスグラシュー95点“優美”小柄でも繊細な筋肉

[ 2017年5月17日 05:30 ]

薄手なトモにとても繊細な筋肉を付けているリスグラシュー
Photo By スポニチ

 どの馬も初めて体験する樫の2400メートル舞台。距離延長で本領を発揮するのはリスグラシューでしょう。牡馬のように分厚い胸前に比べて首が細い。トモも寂しい。体重はわずか430キロ前後。一見、パワー不足に映ります。でも、凝視すると、薄手なトモにとても繊細な筋肉を付けている。こういうトモはマイル戦のような急がせる競馬よりもゆったりと流れる2400メートルの方が合っているのです。

 桜花賞時に比べて顔つきがおっとりしています。耳も左右に少し開き気味で集中力を欠いています。当日のパドックでこんな緊張感のない顔をしていては仕事になりませんが、1週前のトレセンでの撮影だけに逆にいいのかもしれません。アゴが張っていない。カイバ食いは細いのでしょう。それだけに、おっとりさは余計に必要です。今から緊張していては、本番まで持たないからです。

 桜花賞の消耗も感じられません。腹は巻き上がることなく、前回同様、適度に引き締まっています。距離延長を味方にソウルスターリングにどこまでくい下がれるか。

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2017年5月17日のニュース