的場文男が地方通算7000勝達成!史上2人目の金字塔

[ 2017年5月17日 20:19 ]

地方競馬通算7000勝を達成した的場はファンの声援に応える
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 公営・大井競馬場所属の的場文男騎手(60)が17日、川崎競馬場11R「川崎マイラーズ」をリアライズリンクス(牡7=小久智)で制し、地方競馬通算7000勝を達成した。佐々木竹見さんが1998年に達成して以来、地方競馬史上2人目の金字塔。なお、中央で4勝と海外で1勝を挙げているため、合算した勝利数は通算7005勝となる。

 道中を5、6番手で進んだリアライズリンクス。4コーナーを回って直線に入ると、的場は内から中央に持ち出し、そこから一気に伸びた。前をいくトロヴァオを楽々とらえ、最後は1馬身突き放す快勝だった。勝ち時計は1分42秒1。2着はトロヴァオ、3着はポイントプラスだった。的場は節目の勝利を重賞で飾り、自身の持つ最年長重賞勝利の記録も更新した。

 的場は1956年9月7日福岡県生まれの60歳。73年10月に大井競馬場で騎手デビューして45年目。同期には国内最年長騎手の川崎・森下博(62)、山崎尋美(現・調教師)などがいる。デビュー11年目の83年に大井リーディングを初めて獲得。02年(363勝)、03年(335勝)には全国リーディングの座もつかんだトップジョッキー。「的場ダンス」とも呼ばれる豪快な騎乗フォームでファンを魅了し続けてきた。

 地方競馬の最多勝記録は川崎競馬場に所属し活躍した「鉄人」こと佐々木竹見さんの7151勝。的場は85年から昨年まで32年連続で100勝以上を挙げており、順調ならば来年にも記録を更新しそうだ。「レジェンド」は還暦を迎えても、衰えを知らない。

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