川崎、高知に続き浦和でも菜七子フィーバー 重賞級の人だかり

[ 2016年3月25日 05:30 ]

パドックで周回する藤田に多くのファンがスマホやカメラを構えて熱視線を送る

 川崎、高知に続き公営・浦和競馬場も菜七子フィーバーに沸いた。開門の10時20分を前に約450人のファンが並び、先着800人に配られるお菓子は8分で終了。総入場者数は平日の平均約3500人を大きく上回る4988人に上った。

 最前列に並んだ東川豪太さん(40)は「9時半くらいからいます。川崎にも応援に行ったし、きょうはたくさん乗るので楽しみ。菜七子ちゃんの笑顔が見たい」と話していた。場内で焼き鳥を売る「串さん亭」は通常の2倍の仕入れ量で備えた。店主の嶋田明さん(48)は「何もない木曜にこんなに人が入るのは記憶がない。たくさん売れてますし、菜七子ちゃんありがとうですよ」と笑顔だった。

 菜七子が初めて姿を見せた2Rのパドックは重賞級の人だかり。「ターフのアイドル藤田菜七子」など2枚の横断幕が掲げられ、「がんばれよー!」「とにかく逃げちゃえ!」と多くの声援が飛び交っていた。普段からよく浦和を訪れているという埼玉在住の平柳登美恵さん(74)は「人が多すぎてパドックでは写真が撮れなかった。厳しい世界だとは思うけど、これからも応援するので頑張ってほしい」と話していた。この日の売り上げは9億59万3560円(トリプル馬単含む)で、今年度の1日平均より24・6%増となった。

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