【若駒S】マカヒキ デビュー連勝へ、友道師も納得の“楽々仕上げ”

[ 2016年1月22日 05:30 ]

坂路コースで追い切るマカヒキ

 出世レースで知られる3歳オープン特別「若駒S」(京都土曜10R)では、新馬戦で3F33秒5の衝撃の末脚を繰り出した良血マカヒキが好仕上がりだ。

 速い時計はあえて封印した。前日は降り積もった雪の影響で追い切りを自重したマカヒキがこの日は予定通り坂路へ。道中はゆったりラップを刻み、4F58秒8~1F13秒6と馬なりでラスト1Fをサッと伸ばした。先週木曜にルメールがまたがり、CWコースで6F80秒0~1F12秒0とビッシリ負荷をかけてアドマイヤダイオウ(3歳500万)に3馬身先着。ここまで順調に稽古を積み、これ以上ハードに攻める必要はなかった。動きを見届けた友道師が納得の表情で切り出す。

 「追い切りは先週しっかりやっているし、けさは調整程度。持ったままで追うところがなかったね」

 昨年10月18日に京都芝1800メートルでデビュー。道中5番手で脚をためると4コーナーで外へ。軽く仕掛けただけでメンバー最速タイの上がり3F33秒5を刻み、2馬身半差でズバッと突き抜けた。クラシック候補生の誕生を予感させる圧巻のパフォーマンスで勝ち名乗り。前走後は放牧を挟み、予定通り1F延長のここに照準を合わせてきた。

 「レース後も息ひとつ乱れることがなくて、それを見たオーナー(金子真人氏)がこんなにドッシリした馬を見るのはキングカメハメハ以来、と言っていた。競馬に使ってからも落ち着きがあるし、イレ込むところがない。こういう気性的にもそうだし、体を見ても距離が延びて良さそう」

 衝撃の新馬勝ちから3カ月。父ディープインパクトも2戦目で制した出世レースで2連勝を狙っていく。

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2016年1月22日のニュース