【AJC杯】ルルーシュ不安一掃デモ 藤沢和師「いい手応え」

[ 2016年1月22日 05:30 ]

坂路併せ馬で追い切るルルーシュ(左)とスーパームーン

 1年5カ月ぶりに復帰するルルーシュが休み明けの不安を吹き飛ばした。坂路で同じレースに出走予定のスーパームーンを1馬身先行する形でスタート。手綱をしごいて懸命に差を詰めるパートナーとは脚色が違う。最後まで余力を残して併入した。弾むような脚取りでラスト1F12秒4の瞬発力。「張り切っているな。今の坂路は走りやすい状態だが、それにしてもいい手応えだ」。見届けた藤沢和師の声も弾んだ。

 忘れられていた大物だ。一昨年の札幌記念(13着)後、長期休養。スピルバーグに帯同した昨年6月の英国で復帰を期したが、体調が整わず回避、再放牧。気が付けば8歳になっていた。「でも、年齢の割に気持ちは若い。調教量も豊富で、十分に動ける態勢にある」と担当の津曲助手は語る。

 同厩舎は昨年12月の阪神C(ロサギガンティア)、先週の愛知杯(バウンスシャッセ)と重賞出走機会2連勝中。ルルーシュも12年アルゼンチン共和国杯以来の勝利をつかむか。

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2016年1月22日のニュース