【AJC杯】切れ味鋭いフェイム 石川“雨降らないで…”

[ 2016年1月22日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・美浦=21日】デビュー3年目の石川が満面に笑みを浮かべながら調教スタンドに引き揚げてくる。「ライズトゥフェイム(AJC杯)は申し分のない動きでした。心配なのは天気だけです」。梅崎ら報道陣の輪の中で手のひらに残る感触を口にした。

 Wコースでサンセットトウホク(3歳未勝利)の2馬身後方を追走していく。中2週のローテーションとあって石川の手綱は最後まで押さえられたまま。それでも内から余力たっぷりに併入に持ち込んだ。

 前走・中山金杯も石川騎乗で4着。スローペースを大外からラスト3F32秒6の究極の上がりで追い込んだ。「以前はスタート直後にハミをかんでいたと聞きましたが、今のこの馬からは想像もつきません」と語る。今週土曜の千葉県北西部は雨か雪の予報。「あの切れ味を生かすには乾いた馬場。なんとか降らないで…」。重賞15度目の騎乗で念願の初タイトルをつかむか。

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2016年1月22日のニュース