【有馬記念】ブラック粘りの3着 横山典「最高じゃないですか」

[ 2015年12月28日 05:30 ]

 3歳馬キタサンブラックが菊花賞馬の意地を見せて3着。初コンビの横山典を背に正攻法の逃げの手に。絶妙のスローに落とし、直線も一度は迫ったマリアライトを振り切り、粘りに粘った。ゴール寸前で4歳馬2頭に屈したが、胸を張れる銅メダル。手綱を取った横山典は「最高じゃないですか。レースは出して行ったがよく頑張ってくれた」と愛馬の奮闘を称えた。

 今年1月31日の東京でデビューして約1年。初の古馬相手でも、G1馬の威厳は保った。管理する清水久師は「よく頑張ってくれました。どんな競馬でもできる馬。中団からでも、ハナでもレースができる。馬の力を出し切ってくれた」とすがすがしい表情で振り返った。指揮官は「古馬相手でも力は示せた。来年も再来年もあるので…。今後はオーナーとも相談して考えます」とさらなるG1上積みを誓っていた。

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2015年12月28日のニュース