【朝日杯FS】今週もメジャー産駒!ボールライトニング一気3連勝だ

[ 2015年12月15日 05:30 ]

3連勝で2歳王者を狙うボールライトニング

 今週もメジャー産駒だ!2歳王者決定戦「第67回朝日杯FS」でも、先週の阪神JF優勝のメジャーエンブレムに続いて強力産駒がスタンバイ。京王杯2歳Sの覇者・ボールライトニングが主力の一角を担う。2歳リーディングを確実にしたメジャーの勢いは止まらない!!

【朝日杯FS】

 今年はダイワメジャー産駒の“当たり年”となった。先週の阪神JFはメジャーエンブレムがV。父譲りの粘り強さで4角から先頭に立つ堂々のレースぶりだった。これで2歳リーディングサイヤー争いは2位のディープインパクト(地方含め34勝、8日現在)に7勝差をつけ首位が確定的。今週の朝日杯FSの有力馬、ボールライトニングもその偉大なDNAを色濃く継いだ大器だ。

 月曜朝、担当の長谷川助手は先週のメジャーエンブレムの走りに「あの強さにはビックリした。この馬も入厩当初から筋肉量が多くて、競馬でもセンスが良くて走りもお父さんに似ている」とVイメージを重ね合わせていた。京都の新馬戦(7F)は4番手から長くいい脚を使い初陣V。続く京王杯2歳Sも大外18番枠からスッと先行集団に付けると、4角で2番手に並び掛ける積極的な競馬で重賞制覇。「追ってからもまだ手応えに余裕があった」と同助手。2歳戦特有のスローペースになったが、好位でしっかりと折り合い上がり3F33秒4とシャープに伸びた。

 「頭が良くて調教でもムキになって走らず、気持ちのオン・オフがつく。2歳とは思えないほどの完成度で、ジョッキー(蛯名)も距離は大丈夫と言っていた。1週前にしっかりとやってここまで調整は順調。平常心で臨めればG1舞台でも楽しみ」

 1週前の坂路は迫力満点の身のこなし。ナリタロック(5歳1000万)と併せ、上がり重点に4F52秒9。僚馬を2馬身追走からラスト2Fでエンジンを点火すると12秒5→12秒0と鋭く伸びて6馬身ちぎってフィニッシュ。長谷川助手は「稽古を重ねるごとに凄い動きになってきた」と充実ぶりをアピールする。

 鞍上の蛯名は昨年の2歳牡・牝G1を連勝。阪神外回りマイル戦は“神懸かり的”な勝負強さを発揮し、このレースはダノンプラチナを勝利へ導いた。内枠からのスタートだったが、序盤から馬場のいい外めの進路を取る巧みな手綱さばきが光った。「蛯名さんはこの馬を手の内に入れてくれている。あとはお任せするだけです」。頼もしい名手を背に、一気の3連勝で2歳王者を狙う。

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2015年12月15日のニュース