名手を驚かせたロワの「凄い脚」

[ 2015年12月15日 05:30 ]

デビュー戦を2馬身半差で完勝したロワアブソリュー(左)

 【先週の新馬戦】評判馬がそろった阪神芝1800メートル戦を逃げ切ったロワアブソリューが、唯一のA評価だ。前半1000メートル、63秒5のスローペースに落としたM・デムーロの好プレーが光ったが、上がり3Fはメンバー2位(33秒8)の末脚で2馬身半差の完封。「凄い脚だった」と名手も驚くほどだ。直線は物見をしながら走っており、伸びしろはある。ベステゲシェンク、シュプリームギフトの兄姉は短距離で活躍したが弟は気性的にも距離は持ちそう。

 B評価5頭のうち、中山芝1800メートル戦を制したアルカサルに注目。レースは後半1000メートルのラップが全て1F11秒台。上がりの速い展開を、早めに動いて押し切った。兄ジェベルムーサはダートの重賞ウイナーだが、弟は芝適性十分。今後はヨーイドンの瞬発力勝負になった場合に対応できるかが鍵となる。

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2015年12月15日のニュース