ばんえい騎手ら馬券購入サイト登録で帯広市謝罪「心よりおわび」

[ 2015年12月11日 20:59 ]

 北海道警が競馬法違反容疑で帯広競馬場内の厩舎を家宅捜索したのを受け、ばんえい競馬を主催する帯広市は11日、記者会見を開いた。市ばんえい振興室の佐藤徹也室長は騎手や厩務員ら数人が本人名義で馬券購入サイトに登録していたと明らかにし「ファンの皆さまの信頼を裏切る行為で、心よりおわび申し上げます」と陳謝した。

 市によると、サイトに登録していた騎手や厩務員ら数人が、競馬法で禁止されている馬券購入の疑いが持たれている。

 サイト運営側に照会したところ、うち1人は2013年1月から約3年間で、ばんえい競馬や他の地方競馬の馬券を少なくとも877回購入した履歴があった。「小遣い程度の金で買った」と話す関係者もいたという。

 ばんえい競馬で八百長があった可能性について、佐藤室長は「現段階では、ないと考える」と述べた。サイトに登録した騎手らが購入した履歴はあるが、実際に自ら馬券を購入したかは確認できていないとしている。

 ばんえい競馬は毎週土~月曜日に開催され、年内は12日以降も続く。市は馬券購入の疑いがある騎手や厩務員を活動停止とした上で、予定通り開催する。

続きを表示

2015年12月11日のニュース