【チャンピオンズC】ベストウォーリア 戸崎、移籍2年目の栄冠へ

[ 2014年12月5日 05:30 ]

前走JBCクラシック5着の雪辱に挑むベストウォーリア

 騎手リーディングトップをひた走る戸崎圭太(34)は乗り慣れたベストウォーリアで参戦。G1タイトルを手にリーディング奪取へ弾みをつけるつもりだ。

 4日、美浦で調教に励む戸崎は関係者の祝福を受けた。前日3日の交流G3・クイーン賞(船橋)では初騎乗のトロワボヌールに重賞初Vをプレゼント。とんぼ返りで美浦に戻った戸崎は「サッと動けるし、センスが高い。もっと上を目指せる馬」と喜びに浸った。

 充実した14年も、残り1カ月。年初から着実に白星を重ね、年間138勝(4日現在)。2位の岩田(130勝)に8勝差をつけ、JRA移籍2年目で初の全国リーディング首位も見えてきた。師走G1第1弾のチャンピオンズCは、コンビ成績【4・1・1・2】と好相性のベストウォーリアで参戦。今年JRAでのG1制覇はない鞍上だが、10月の交流G1南部杯は断然人気に応え、愛馬のG1初制覇に貢献した。当然、目指すはG1・2勝目だ。戸崎は「中京コース自体はプロキオンS(1着=7月)で勝っているので大丈夫。決してマイルまでの馬ではない」と手応えを得ている。

 コパノリッキーの逃げに屈した前走・JBCクラシック(5着)も収穫は多かった。久々の2000メートル&コーナー4回。鞍上は「馬が絶好調だったことが、むしろ災いした面もあった。コーナー4回の競馬が久々で戸惑ったのと、多少力んだ面もあった。それも今回に向けてはいい経験になった」と前向きに捉える。

 1F距離短縮で迎えるG1再舞台。「器用さがあるし、パワーを兼ね備えているので直線の坂もいいと思う。距離が短くなるのもいい。ずっと乗せていただいている馬。期待に応えたい」。戸崎自身としては昨年12月阪神JF(レッドリヴェール)以来のJRA・G1制覇で、リーディングの足固めを狙っている。

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