【天皇賞・秋】イスラボニータ 栗田博師「落ち着き出てどっしりと」

[ 2014年10月30日 05:30 ]

イスラボニータについて語る栗田博師

 【栗田博師に聞く】

 ――イスラボニータの動きをどう見た?

  時計よりも内容を重視した追い切りだが、休み明けを1回使ったことで動きが軽くなっている。先週の時点で仕上がっているから、きょう(29日)はルメールに背中と反応を見てもらうのが目的だった。

 ――ルメールは何と報告した?

 背中が柔らかくて、追い出してからの反応も良かったと褒めてもらった。彼もしっかり乗ってくれるので安心して見ていられる。

 ――初の古馬相手になるが…。

 3歳馬だから楽な立場。歴戦のつわものぞろいなので胸を借りるつもりでいく。ただ、イスラボニータも今春から成長しているし、実績のある距離とコース、古馬と2キロの重量差もある。現時点でどこまで通用するか、凄く期待している。

 ――成長した点は?

 落ち着きが出て、どっしりとしてきた。今春はできなかったダクも踏めるようになったほど。負荷をかけながら体が少し増えているし、首差しもたくましくなった。遅生まれの分、心身共に成長している。

 ――この先を占う指標にもなるレース?

 今後はジャパンCになるのか、登録している香港のG1(香港C=芝2000メートル)になるのか。来年3月のドバイも選択肢に入ってくるだろう。全ては天皇賞の内容次第だ。

 ――天皇賞・秋は93年にヤマニンゼファーで勝っている。

 マイラーと言われたゼファーは距離への挑戦、イスラボニータは古馬への挑戦。熱い気持ちでレースを見守りたい。

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2014年10月30日のニュース