内田が調教復帰「違和感なく、乗れました」11・8からレースに

[ 2014年10月30日 05:30 ]

追い切り後に後藤(左)と話をする内田

 8月31日の新潟競馬で落馬し、左手尺遠位端骨折で戦列を離れていた内田博幸(44)が29日、美浦での調教に復帰。マイネルサフィルス(牡2=国枝)、ホーカーテンペスト(牡5=藤沢和)の2頭に騎乗した。

 報道陣に囲まれた内田は「やっぱりいいですね。2カ月ぶりで(キャンターではなく)いきなり追い切り騎乗でしたが、結構乗れるものなんですね。背中の感触を味わえるのは馬に携わる人間にとって幸せ。違和感なく、乗れました」と笑顔で復帰をアピールした。

 患部の左上腕部は「一時は倍に腫れ上がり、かばうあまりに反対の右も痛くなった」と落馬直後の病状を明かした。その後は懸命にリハビリを続け、復帰を目指してきた。順調ならば、次週の11月8日の東京競馬で復帰する予定。16日のエリザベス女王杯(京都)はヴィルシーナ(牝5=友道)とのコンビが決まっている。

 内田は「僕も万全じゃなければ、馬を仕上げてくれる関係者に申し訳ないですからね。まずは“乗せたい”と周りが思うような騎乗をしなければ…。必ず、いつかはまたデカいレースを獲りたい」と全快を誓っていた。

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2014年10月30日のニュース