名古屋の“怪物”リーダーズボード、いよいよ全国区へ!

[ 2013年11月22日 05:30 ]

園田G2で初の遠征を行う無敗の2歳馬リーダーズボード。川西師も力が入る(提供・名古屋競馬場)

 【地方競馬です!!】21日に笠松で行われた2歳牝馬重賞「スポニチ杯プリンセス特別」は、出走馬でただ一頭の道営馬カクシアジが勝利。G3「北海道2歳優駿」を勝ったハッピースプリントを筆頭に、今年も北海道勢の強さが際立つ2歳戦線だが、名古屋にも将来“怪物”になり得るかもしれない逸材リーダーズボード(牡2=川西、父ブラックホーク)がいる。

 7月のデビューから7戦全勝。2着につけた差は7戦合計で何と50馬身。前走は、重賞「ゴールドウィング賞」を8馬身差で圧勝し、無傷の東海チャンピオンになった。同レースの走破時計(1600メートル=1分42秒7)は開催4日間の一番時計であり、地元のA2相手でも勝てるハイレベルな走りだった。

 地元でのみ走ってきた同馬が次に選択したのはG2「兵庫ジュニアGP」(28日、園田1400メートル)。いよいよ“全国区”へ打って出る。「ゴールドウィングの日は馬場の内側が軽かったし、まだこのレベルでは手応えがどうとは言えない」と川西師は控えめ。だが「前向きな気性が長所で脚元も徐々に固まりつつある。成長途上だが、今、東海ダービーを走ったら勝つと思えるくらい力のある馬」と期待も同時にのぞかせた。名古屋から久々に全国クラスの大物が誕生するか、必見だ。 (秋田 麻由子)

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