【京都大賞典】11番人気ヒットザターゲット 王者差し切ってV

[ 2013年10月7日 06:00 ]

ヒットザターゲット(2)がゴールドシップ(右から2頭目)などを倒し京都大賞典を制す

 秋のG1を占う「京都大賞典」が6日、京都競馬場で行われ、11番人気ヒットザターゲットが外から力強く伸びて重賞3勝目を挙げた。

 スタンドのどよめきが止まらない。北村友は「まさか勝てると思っていなかった。びっくりしている。ロスなく立ち回れたのが、最後の伸びにつながったんだと思う」と語った。

 2番枠から道中、中団のインを進んだ。「直線に向いたときの手応えが凄く良かった」。じわじわと外に出す。競り合うゴールドシップ、トーセンラーのさらに外に進路を確保すると、末脚がうなった。左ムチに反応し、残り150メートルで先頭。内で食い下がるアンコイルドも問題にせず、力強くゴールを駆け抜けた。

 ひと夏越して迎えた充実の5歳秋。これまでの「ローカル巧者」というイメージはもうない。この勢いなら、G1で再度の大物食いがあっても不思議はない。

 ◆ヒットザターゲット 父キングカメハメハ 母ラティール(母の父タマモクロス)牡5歳 栗東・加藤敬厩舎所属 馬主・前田晋二氏 生産者・北海道新冠町ノースヒルズマネジメント 戦績28戦8勝 総獲得賞金2億4550万7000円。

続きを表示

2013年10月7日のニュース