【フェアリーS】後方一気だ!サンブルエミューズ剛脚健在

[ 2013年1月10日 06:00 ]

ブラインドサイド(奥)、トーセンターキー(中)と併せて追い切るサンブルエミューズ(手前)

 サンブルエミューズは阪神JF(8着)の敗因を踏まえ、実戦を想定した最終追い。Wコースで前からトーセンターキー(3歳未勝利)、ブラインドサイド(4歳500万)と2馬身ずつの等間隔で最後方から。直線で大外に持ち出すと、軽く仕掛けた程度で楽々と併入に持ち込んだ。

 加藤征師は納得の表情だ。「スローの阪神JFでもまとめて差し切る力はあったと思うが、馬群にモマれ、力んで上手に競馬できなかった。後ろから行くと、物見をする余裕もあって、息も入れて上手に走る。後方から行った方が無難」。大外一気を決めた芙蓉Sの剛脚に全幅の信頼を寄せる。

 岩田とコンビ復活。作戦も決まった。さらに指揮官は「前走の栗東滞在で腹回りに筋肉が付き、体も増えた。その体重は維持できている」と成長も実感する。現在の本賞金1150万円では桜花賞は微妙。「ここで賞金を加算したい」。師は気合を入れた。

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2013年1月10日のニュース