【日経新春杯】あるぞ！ジャズの牡馬斬り　３頭併せ最先着

　【東西ドキュメント・栗東＝９日】日経新春杯・オールザットジャズの追い切りに坂田の目がくぎ付けになった。角居厩舎おなじみの３頭併せ。エアペイシェンス（７歳障害未勝利）とルグランヴォヤージ（６歳オープン）とは全く違う手応え。余裕十分に最先着した。

　馬上には新たにコンビを組む浜中。昨年のＪＲＡ全国リーディング騎手を迎え、大きな上積みを感じさせた。「印象通りの乗りやすい馬だね。直線、ハミを取って反応も抜群だった」と、鞍上からも笑顔がこぼれた。シンザン記念（エーシントップ）に続く、２週連続重賞Ｖへ手応えをつかんでいた。

　追い切りの１時間後、厩舎の広報担当・清山助手も坂田へ強気なコメントを出した。「状態は非常にいい。牡馬相手でも（好レースを）意識できる」。オープン入りしてから初めて牡馬と相まみえるが、これだけ前向きなら侮れない。坂田は、ただならぬ穴気配を感じた。