【有馬記念】ルーラーシップ 坂路で“勝負仕上げ”抑え切れぬ気合

[ 2012年12月22日 06:00 ]

有馬記念で悲願の国内G1制覇を狙うルーラーシップ

 ルーラーシップは決戦2日前の金曜朝、坂路で“勝負仕上げ”を施した。序盤から抑え切れないぐらいの気合乗りを見せ、楽にラスト1F12秒9をマーク(4F56秒0)。悲願の国内G1タイトルに向け、陣営はこん身の仕上げで臨む。山田助手は「反応と仕上がり具合を確かめる意図でやりました。余力残しで、あの反応ですからね。乗り手もかなりの好感触でしたよ」と満面の笑みで説明した。

 秋のG1・2戦(天皇賞、ジャパンC)は共に出遅れが響いて3着に敗れた。課題克服のために、中間から「尾吊りロープ」という特殊馬具を使用し、ゲート練習を積み重ねてきた。同助手は「走りに影響する馬もいるので、レースでは使わないことにしました。仮に出遅れても、今の状態ならば」と手応えを示した。JCで敗れたジェンティルドンナ、オルフェーヴルの2強がいないグランプリ。馬名通り“支配者”になるためにも、ここは譲れない。

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2012年12月22日のニュース