【有馬記念】トレイルブレイザー“追試”金曜追いでハイラップ刻む

坂路で意欲的な走りを見せたトレイルブレイザー

　トレイルブレイザーは“追試”の金曜追いを行った。坂路で意欲的に追われ、ラスト４００メートルから１Ｆ１３秒６、１３秒７のハイラップを刻んで駆け上がった（４Ｆ５７秒２）。岩崎助手は「坂を嫌がっている感じで、自分からやめようとしていた」と苦笑い。「追っつけながら気合をつけたが、時計ほど悪い感じはしなかった」と感触を口にした。

　米国遠征して挑んだＢＣターフ４着後は、鳥取県・大山ヒルズで調整。１２日に栗東に帰厩したばかりだが、牧場でも乗り込んできた。ドバイ遠征を控えた今年３月に鼻出血を発症。その再発の不安から追い切りは坂路中心だが、同助手は「体つきは悪くないし、硬さもない」と目を細めた。

　２月の京都記念はダークシャドウに２馬身差をつけてＶ。能力的には決して見劣らない。同助手は「この１本で気持ちが乗って、競馬でスイッチが入ってほしい」と期待を寄せた。