【宝塚記念１週前追い】ルーラーシップ好感触

＜宝塚記念１週前追い＞ハーキュリーズ（左）と併せて追い切るルーラーシップ

　宝塚記念（２４日、阪神）の１週前追い切りが１３日、栗東、美浦両トレセンで行われ、香港Ｇ１制覇で勢いに乗るルーラーシップ（牡５＝角居）はウィリアムズと初コンタクト。ＣＷコースでハーキュリーズ（４歳１０００万）を追走し頭差遅れてのフィニッシュだったが、ゴール前で軽く気合をつけられただけで手応えには余裕があった。

　５Ｆ７３秒１を刻み、感触を確かめた鞍上は「妹にそっくりだね」と絶賛。グルヴェイグと比較してこの血統ならではと思わせる良さを語った。「自分の思う通りにコントロールできる。走っている途中で負荷をかけると苦しい顔を見せるけど、マラソンランナーのようにその後はまた涼しい顔で走ってくれるね」

　５００キロほどの馬体に対して蹄が小さいため、これまでは必要以上の負荷がかかって調整に悩まされていたが、それも克服。「でっかいものを残したい」とレース当日で短期免許期間を終える仕事人が闘志をみなぎらせている。