マーメイドＳはハンデ戦の怪！？

　【東西ドキュメント・栗東＝１３日】マーメイドＳはこれぞハンデ戦の怪！？前走で同じ１０００万特別を勝った馬に３キロのハンデ差が生じるケースは極めて珍しい。クリスマスキャロルは５０キロで、グルヴェイグは５３キロ。グルヴェイグ陣営は「見込まれた」と渋い顔となるのだが、世間的には誰もそうは思わない。父ディープインパクト、母エアグルーヴという国内の最良血馬が背景にあるからだ。

　出走馬を眺めながら和田が「（ハンデ）５０キロ以下はどんだけおるんよ」と驚き顔。「若手騎手限定重賞になりかねん」とも言うように２年目の藤懸（クリスマスキャロル５０キロ）や、ルーキーの中井（タイキエイワン５０キロ）が重賞初騎乗となった。マイネエポナに至っては、４９キロの軽ハンデとあって１３日時点でまだジョッキーが決まっていない。果たしてどんな結果が待っているのか。菱田は馬券的に面白いレースになると思った。