新人・嶋田 史上45人目の初騎乗初勝利!

[ 2011年3月6日 06:00 ]

<5日中山1R>ワイズアンドクールでレースを制し、デビュー戦で初勝利を決めた嶋田純次騎手は笑顔でガッツポーズ

 JRA新人騎手が5日、中山、阪神競馬場でデビュー。中山1Rでは、嶋田が初騎乗初勝利を飾った。所属する手塚厩舎のワイズアンドクール(5番人気)に騎乗し、好スタートからスムーズに2番手につける。好位勢が密集する苦しい展開。それでも焦らずにじっと我慢。最終コーナーでは少し外に膨れながらも力強く追い出した。直線半ばで抜け出すと、2着グランドジョラスの追走を3/4馬身振り切り、松山(09年3月1日に小倉でV)以来となる史上45人目(JRA移籍騎手含む)の快挙を達成した。

 一生に一度しかない場面で“持っている”ところを見せつけた嶋田は「もちろん狙っていましたよ」と大物感たっぷりの発言。「減量を生かして前につけたいと思っていました。あとは馬を信じて乗るだけ。いやあ、ゴールまで長かったです」と喜びを爆発させると、場内は温かい拍手で包まれた。そして、最後に「信頼される騎手になりたい。今年は同期より1つでも多く勝って新人賞を狙いたいですね」と力強く締めくくった。初日は3鞍に騎乗。続く2Rは9着(16頭立て)、7Rは15着(16頭立て)だった。

 ◆嶋田 純次(しまだ・じゅんじ)1993年(平5)3月8日、埼玉県生まれの17歳。美浦・手塚貴久厩舎所属。目標とする騎手は松岡。セールスポイントは明るく元気なところ。好きな芸能人は夏帆。1メートル60、45キロ。

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