2016年NHK大河ドラマ「真田丸」

「真田丸」栗原英雄と村上新悟が地元・栃木で凱旋トークショー

[ 2016年11月24日 15:30 ]

地元・栃木でトークショーを行った真田信尹役の栗原英雄(右端)と、直江兼続役の村上新悟(右から2人目)
Photo By 提供写真

 NHK大河ドラマ「真田丸」(日曜後8・00)で、真田信尹を演じる栗原英雄(51)と、直江兼続を演じる村上新悟(41)が23日、2人の地元、栃木県でトークショーを行った。

 2人は村上の出身地・小山市で生産されているユネスコ無形文化遺産にも登録されている結城紬を着て登場。ドラマの扮装とは一味違った和装の出で立ちに、全国から詰めかけたファンからは大きな歓声があがった。また、ステージには、壬生町出身の栗原の友人が生産したというトルコキキョウが飾られ、彩りを添えた。

 トークショーでは2人が演じてきた、真田信尹、直江兼続の名場面・名台詞などを振り返った。村上は、これまで笑わない印象の強かった兼続が45回「完封」(13日放送)で見せた微笑みについて「台本には書いていなかったが、信繁が上杉で学んだ義の精神を貫いて戦っているのを見て、ジーンときた」と明かした。また、栗原は、第27回「不信」(7月10日放送)を最後に登場シーンはなかったが、20日放送の第46回「砲弾」で信繁を調略するために再登場したことについて「20年という年月が流れ、歳をとった姿での登場となったが、外見ではなく、真田家を思い、そして信繁を愛している、しかし調略をせねばならぬという心からの気持ちを表現したかった」と語った。

 この日、地元での開催ということで、2人の同級生や恩師からのメッセージも寄せられ、栗原が小学校の学習発表会の劇でうさぎを演じた話や、村上が友人の結婚式で歌を披露した話などに顔をほころばせる場面もあった。また、サプライズゲストに、小山田茂誠役の高木渉(50)、矢沢三十郎頼幸役の迫田孝也(39)も登場し、2人の凱旋を盛り上げた。

 締めくくりに栗原は、「18歳で東京に出て、役者を続けて来たが、三谷(幸喜)さんとの出会いで、「真田丸」に出るチャンスをいただいた。ここがスタートだと思っている」とコメント。村上は、「21歳に役者をめざし、東京に出たが、20年たってこうして地元に帰って皆さんと会えるようになった。本当の意味での役者での第一歩を踏み出せたと思っているので、これからみなさんに恩返しできるよう、栃木県を盛り上げていけるよう頑張りたい」と語った。

 このイベントの模様は栃木県内向けにNHKFMで12月2日の午後6時から放送される。また、後日、NHKネットラジオ「らじる★らじる」での配信も予定されている。

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