「歌って楽しい」と言える日が来た──「紫陽花は降らない」颯詩音、カラオケ未経験から“歌い出し”を託されるように

[ 2025年9月21日 11:00 ]

【画像・写真1枚目】「歌って楽しい」と言える日が来た──「紫陽花は降らない」颯詩音、カラオケ未経験から“歌い出し”を託されるように(撮影・郡山あきか)
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 6人組アイドルグループ「紫陽花は降らない」(通称・あじふらい)の颯詩音(はやて・しおん)が、9月10日発売の1stミニアルバム「夏に揺れる」を前に、スポニチ東京本社でソロインタビューに応じた。かつては「カラオケにも行ったことがない」というほど歌に自信がなかった少女が、今ではステージの“歌い出し”を任される存在に。新作に込めた思いを語ってくれた。(「推し面」取材班)

 この夏は、5都市を巡るツアーと並行して、ほぼ毎週のように新曲の初披露やレコーディングが続いた。「少し忙しかったけど、100%を出し切れました」。そんな言葉に滲むのは、走り切ったという実感と、ほんの少しの誇らしさだ。

 収録曲の中で、初めてあじふらいの楽曲に触れる人に聴いてほしいのが「始まりの詩」だ。♪失くしたモノなんかは数えるな――。その逆説的な歌詞に、不思議と惹かれたという。「少しマイナスなことを言ってるようで、でも前に進もうって気持ちがある。共感できるんです」。迷いながらも踏み出してきた日々と、どこかで重なる言葉だった。

 この曲を含む複数の楽曲で“歌い出し”を任されている。アイドルになる前は「人生で一度もカラオケに行ったことがなかった」と語っていたが、今では「歌って楽しい」と感じられるようになったという。ステージに立つたびに、少しずつ積み上げてきた変化がそこにある。

 派手なパフォーマンスで注目を集めるタイプではない。ライブのMCで場を回すことも得意とは言えない。ステージに上がり、客席の視線が集中する“歌い出し”の瞬間には「ちゃんとうまく歌えたらいいな」と、胸の奥に緊張が走る。

 数えるのは、失くしたものではなく、積み重ねてきた瞬間だ。日々訪れるライブハウスで、最初に響く颯の歌声が空気を切り拓いていく。その一瞬一瞬が、確かな歩みを刻んでいる。

 迷いながらも、怯えながらも、“最初のひと声”を届ける覚悟は変わらない。颯詩音の歌は、今日も確かに物語を始めている。

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