地声の低い私が“アイドル声”で歌った日――「紫陽花は降らない」花谷杏菜がこの夏、つかんだ自信

[ 2025年9月23日 11:00 ]

【画像・写真3枚目】地声の低い私が“アイドル声”で歌った日――「紫陽花は降らない」花谷杏菜がこの夏、つかんだ自信(撮影・唐澤ひかり)
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 6人組アイドルグループ「紫陽花は降らない」(通称・あじふらい)の花谷杏菜(はなや・あんな)が、9月10日発売の1stミニアルバム「夏に揺れる」を前に、スポニチ東京本社でソロインタビューに応じた。グループ初となるミニアルバムは、花谷にとっても“変化”を刻んだ特別な一作だったという。(「推し面」取材班)

 レコーディングブースの中、花谷は重圧を感じていた。

 ミニアルバムに収録された「夏に走れ」は、明るくポップな“ザ・アイドル”楽曲。これまでの儚く繊細な世界観とは違う。しかも、4月にアイドル人生をスタートさせたばかりの自分が人生で初めて歌い出しと落ちサビを務めることになっていた。

 地声は低いタイプ。だがこの日、スタッフから予想外のひと言が飛んできた。「歌い方を変えてみたら?」

 要求された通り、“アイドルっぽい”少し高めの声を意識してマイクに乗せた。新人アイドルにとって、初めてのアイドルらしい歌声。自分の中に少なからず違和感は残ったまま歌い切った。だが録音後にかけられたのは「そっちの方が合ってるよ」という言葉。胸の奥で自信の2文字がじんわり刻まれた。

 この曲で好きなフレーズとして挙げたのは意外にも、自分の歌割りではなくメンバーの郡山あきかが歌うパートだった。

 ♪浴衣で花火 そんな普通みたいなことがいいんだ――

 「アイドルになってからは浴衣で花火大会に行くこともできなくなったので、すごく心に響く歌詞なんです。メンバーと話していても、浴衣や花火って言葉が出てくると、自然とこのフレーズを口ずさんじゃうくらい」

 手放した“普通の青春”の代わりに、手に入れたステージ。それは決して犠牲ではなく、花谷が選び取った覚悟の証でもある。「夏に走れ」は花谷にとって新しい“声”と出会った夏の証。その歌声はきっと、誰かの心にもそっと残っていく。

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