「セクシー田中さん」原作者、明かしていた不信感「改変ありきで」 亡くなる直前にグループLINEで謝罪

[ 2024年5月31日 22:20 ]

日本テレビ社屋
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 日本テレビは31日、昨年10月期放送の連続ドラマ「セクシー田中さん」原作者で漫画家の芦原妃名子さん(享年50)が急死した問題について、東京・汐留の同局で「社内特別調査チーム」が会見を開き、調査結果を報告した。約90ページに渡る報告書では、芦原さんが今年1月に亡くなる直前に関係者へ送っていたメッセージの内容が明らかになった。

 ドラマは昨年12月24日に最終回を迎えたが、脚本家は同日と28日に自身のSNSで、原作者の芦原さんが9、10話の脚本を書くことになった経緯を投稿。芦原さんも今年1月26日、ドラマ化の条件がなかなか守られず、脚本の修正に苦労したり、最終的に自らが執筆したりした経緯をSNSなどで明かした。

 報告書によると、芦原さんは脚本家の1回目のSNS投稿があった翌日の昨年12月25日に関係者と食事をし、「A氏(日本テレビのドラマ制作関係者)は最初からドラマについて改変ありきで進めていたのではないか疑問に思う」「1話から8話までは自分が大変な思いをして修正したものであるのに脚本家の手柄にされており、自分が脚本として作った9、10話が駄作と言われているのが許せない」という趣旨の話をしていたという。

 その後、今年1月24日に関係者と会った際には「漫画『セクシー田中さん』はまだまだ続く、脚本家とのトラブルについては、小学館と対応を進めている」という内容の発言をしていが、ブログ投稿に関する話題は出なかった。

 この関係者は芦原さんとグループLINEをしていたが、1月26日のSNS投稿後「こんな騒ぎにしてしまって申し訳ありません」とメッセージが届いたという。「謝ることはないですよ、言いたいことがやっと言えてよかったですね」と返信すると、芦原さんからは「ありがとうございます」とメッセージが。その後、芦原さんはグループLINEのメッセージを全て消去した。同28日、芦原さんはX(旧ツイッター)に「攻撃したかったわけじゃなくて。ごめんなさい。」と投稿した後、SNSの一連の書き込みを削除。同29日に栃木県内で死亡しているのが見つかった。

 日本テレビはこの日公表した調査報告書で、原作者側とドラマ制作側がドラマ化の条件で認識が食い違い、意思疎通がうまくいかずに信頼関係が失われていったと明らかにした。同局の石澤顕社長は会見に出席し、芦原さんへ「心より哀悼の意」を表明。「ドラマ制作側と原作側の認識の違い、そこから生じたミスコミュニケーション」などから問題が起こったとし、ドラマ制作の在り方を見直すことを表明した。

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