将棋の伊藤匠七段師匠・宮田利男八段 藤井聡太叡王との第4局見守る 「ゆっくり休んでまた次に」

[ 2024年5月31日 23:33 ]

弟子の伊藤匠七段の将棋を振り返る宮田利男八段 (撮影・小田切 葉月)
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 将棋の藤井聡太叡王(21)=王将を含む8冠=に伊藤匠七段(21)が挑む第9期叡王戦第4局は31日、千葉県柏市の柏の葉カンファレンスセンターで指された。後手藤井が132手で勝利し、対戦成績は2勝2敗。伊藤にとっては初タイトル獲得に王手をかけた一局で、師匠の宮田利男八段(71)は東京・三軒茶屋将棋倶楽部で勝負の行方を見守った。「僕も残念だし悔しい結果。次に向かって頑張ってほしい」とエールを送った。

 生配信される映像で、指し手や表情を見ていた。倶楽部に来た生徒の指導をしながら、1つだけ伊藤の将棋を並べる盤を用意。検討をしながら、「しょーもない将棋だったら、道場の床磨きをさせてやる!」と話していた。だが、形勢は徐々に藤井に傾く。誰しもが投了を予想した局面から、伊藤は数手指し継いだ。宮田は「投げるに投げれないのかな」と言葉を詰まらせ、終局後のコメントを聞き「ボソボソと話す時は悔しい時なんだよね」と画面を見つめた。

 対局2日前には「好きにやってくれ。頑張れよ」とメールを送った宮田。序盤の組み立てや端の応酬など、「全体的に藤井さんの方が一枚上手な一局だった」と語る。伊藤にとっては、初めて自身のタイトル獲得がかかった将棋。「ドキドキで緊張していた部分もあると思う。午前から見ていたけど、こんな出来の悪い将棋は珍しい。何か勘違いしたのかな」と振り返った。

 最終決戦となる第5局は20日、山梨県甲府市の常磐ホテルで指される。「まだ次がある。今日はゆっくり休んで、次に向かってほしいです」と寄り添った。

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