橋下徹氏 “旗振り役”大阪万博への理解求めて連続投稿「言い出しっぺとして成功させるため…」

[ 2023年11月16日 08:37 ]

橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(54)が15日から16日にかけて自身のSNSを連続更新し、自身が旗振り役を務めた2025年大阪・関西万博開催への“理解”を求めた。

 大阪・関西万博を巡っては、会場整備費が最大2350億円まで上振れする見通し。万博のシンボル的な日よけのリング(木製の大屋根)には350億円かかる。整備費は国、大阪府・市、経済界が3分の1ずつ負担。大阪市の担当者は、大阪市民の負担について「一人当たり約1万4000円となる。大阪市民は府民でもあり、国民でもあることから、同様に試算すると府民負担の約4000円、国民負担の約600円が加わって約1万9000円となる」としている。

 共同通信社の世論調査では、大阪・関西万博の開催について「必要だ」28・3%、「不必要だ」68・6%、日本維新の会の支持層で「必要だ」33・1%、「不必要だ」65・7%となっている。

 橋下氏は、「僕の役割は言い出しっぺとして、大阪万博を成功させるための問題点の指摘と世間が誤解してることに対して説明すること」として、兵庫県明石市の前市長・泉房穂氏のSNSでの質問(1)350億円リングの必要性(2)国民負担が2倍になったこと(3)中止や縮小開催の政治決断の是非などについて次々と投稿。

 (1)350億円リングの必要性について「350億円のリングは国民にとって必要かと言えば必ず必要なものではない。ただし今回の万博にとっては必要」と、持論を展開。

 (2)国民負担が2倍になったことには「国民負担が2倍になるという不正確な表現は止めた方がいい。万博増税はない。単に予算のやりくり。国民が色々なことに負担をしている中の一つ。さらに国民全体が一律平均で負担するわけではない」などとした。

 (3)中止や縮小開催の政治決断の是非については「政治決断は決定権者がやるべきものだが、僕は万博を成功させて、少子高齢化時代を乗り切るためのソリューションを世界に提供し、大きな経済効果を日本全体に及ぼすことに力を注ぐべきだと思う。ただし予算の精査は必要。また6か月で撤去することを前提としている運営方針をさらに詰める必要もある」などと自身の考えをつづった。

 また、リングについては「今の段階で、このリンク設置経緯を詳細に明らかにしておいた方がいい。設計料はどうなっているのか。その他建設入札の経緯など追及される前に自ら説明を」とし、このほかにも、万博についての自身の考えを次々と投稿した。

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