神木隆之介 少年時代の命懸け撮影 「魂を削るように芝居する意識を教えてもらった」監督とは

[ 2023年11月3日 16:44 ]

神木隆之介
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 俳優の神木隆之介(30)が、10月29日放送のTBS系「日曜日の初耳学」(日曜後10・00)にゲスト出演し、自身の撮影苦労話について語った。

 2歳でCM出演し、子役としてデビュー。6歳でNHK大河ドラマ「葵 徳川三代」で大河初出演を果たした。11歳で映画初主演を務めた05年公開の「妖怪大戦争」は、興行収入20億円の大ヒット。自身も日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞した。授賞式について「新人賞をいただいた時は、あいさつで、舞台で、本当に余計なことを言わないようにと初めて意識した場所ですね」と振り返った。

 メガホンをとった三池崇史監督からは、とにかく厳しい指導を受けたという。「めちゃくちゃ厳しかった。めちゃくちゃ怒鳴られてました。“違えよ!もっと!もっとだよ!”って。よし!頑張るぞっていう、熱血な現場だった。魂を削るように芝居をするという意識を、三池さんが教えてくれたというのはずっと感謝しています」と明かした。

 田舎に引っ越して肩身の狭い生活を送る少年タダシ(神木)が、世界を救うため、妖怪たちの力を借りながら悪霊との戦いに挑むという物語。神木は「この敵を倒さなきゃいけないんだという思いを、体の中で100%相手にぶつける大事さ。演技だからという妥協と、動きの確認とか、そういうのは一切いらなくて、心の底から何かに立ち向かっていかないといけない、その熱さは絶対に持っていないといけないんだというのを、子供ながらにしてすごく感じた作品です」と説明した。

 中でも大変だったシーンとして、沼に落ちてそのまま沈んでいく場面をピックアップした。水槽で行ったテストでは、神木の体が浮いてしまったため、本番では足に重りを付けられて臨んだ。「足に重りを付けて、下までダイバーさんにがーっと引っ張られていって、うすーく“よーい、はい!”って聞こえて、ダイバーさんがパッと離れていって、僕は力なく目をつぶっているだけ」。小学生ながら、命懸けの撮影だったことを明かした。

 そんな危険を伴う撮影には、母も同行していたという。「もう“どうぞ、煮るなり焼くなりご自由にどうぞ。私はただ送り迎えだけ。後はご迷惑をかけた時の管理。いかようにも厳しくして下さい”と言って出されていましたので」と、母の現場での様子を告白。「母からは、“現場にいる時は、年関係なく現場にいる人間はプロだから。あなたもプロと一緒だから、子供じゃないんだよ”と言われていたので」と、厳しさを植え付けられていたことを打ち明けていた。スタジオからどよめきの声が上がっていた。

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