NHKメディア総局長 “ジャニーズ部屋”に言及「続いている番組があれば恒常的にリハーサル室が必要」

[ 2023年9月27日 18:05 ]

東京・渋谷のNHK社屋
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 NHKの山名啓雄メディア総局長が27日、東京・渋谷の同局で定例記者会見を行い、“ジャニーズ部屋”と呼ばれるリハーサル室の存在についてコメントした。

 同局では2000年4月からBSプレミアムなどで、ジャニーズ事務所の若手タレントたちが多数出演する「ザ少年倶楽部」を放送。一部でそのリハーサル室は“ジャニーズ部屋”と呼ばれているとされ、今回のジャニー喜多川元社長による性加害問題でもクローズアップされている。

 山名総局長は「制作の詳しい過程についてはお答えしていない」としつつも「一般的に番組、例えばドラマや音楽番組、さまざまなリハーサルが必要。それはジャニーズ事務所とは関係ない。歌に踊りを付けたり、ステージングしたりとかになると、(本番では)NHKホールを使うことが多いが、そこだけでリハーサルはできない。定時で番組を持っていれば定時でリハーサル室を確保していただいて、リハーサルをしていただく。それは別に特殊のなことではなく、必要に応じて、さまざまな番組で、リハーサル室を使っている」とあくまで「ザ少年倶楽部」という番組のリハーサル室として同事務所のタレントが使用していたと説明した。

 「ジャニーズ部屋」という呼び方については「ジャニーズ部屋という言葉があるのは知らない」としつつも「何年も続いている番組があるのであれば、恒常的にリハーサル室が必要になる。そういう言い方をされた方がいるのであれば、そのことを指しているのかなと思う」とした。

 ジャニーズ事務所は性加害問題を受け、今月7日に会見を行い、藤島ジュリー景子社長の後任として少年隊の東山紀之が新社長に就任することなどを発表。「ジャニーズ事務所」の名称変更は行わず改革に取り組むとした。だが、この会見後、大手企業が相次いで所属タレントの広告起用を見直す方針を明らかになっていた。

 ジャニーズ事務所はその後、19日に取締役会を開催し、社名変更など、今後の会社運営に関わる大きな方向性についてあらゆる角度から議論を行い、向かうべき方針を確認したと発表した。10月2日には進捗(しんちょく)内容を具体的に報告するとしている。芸能関係者によると、現在は新たな社名を検討している段階。一方、被害者への補償を担当する組織としてジャニーズ事務所を残し、全く新しい会社を設立。そこにタレントが所属する案もあるという。

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