芸能一家で育った手芸家 俳優の父はかつては「厳しかった」も思いをつづった手紙への反応は

[ 2023年9月19日 16:23 ]

手芸家の洋輔
Photo By スポニチ

 俳優の勝野洋(74)、タレントのキャシー中島(71)夫妻の長男で手芸家の洋輔(39)が19日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演。両親の教えについて語った。

 洋輔はかつてフランス・パリの刺しゅう学校に留学。2010年から5年間、語学学校や服飾の学校にも通ったという。司会の黒柳徹子から「留学中にご両親の教育に改めて感謝した」との話を振られると、洋輔は「そうなんですよ。初めて洋輔っていう僕個人を見てもらった時に、びっくりするぐらい受け入れてくれたんですよね。周りの人たちが」と回顧した。

 「自分でコミュニケーションとか人間の関係性をつくっていったときに、両親の教えが凄く正しかったなっていうのを改めて実感して」と明言。家族とは静岡県御殿場市で共に暮らしていたため、留学の際には他の人との距離感が分からなかったというが、「家族みたいに距離を保っていいということが改めて分かって。両親の教えっていうのは本当に正しかったなっていまだに思ってます」と感謝した。

 父の勝野については「凄く厳しかったんですよ」とし、「朝“おはよう”“いただきます”“ありがとう”“おやすみなさい”これは絶対に言わなきゃ部屋まで追っかけてきて胸ぐらつかまれるんでっていうぐらい厳しい人だったし」と告白した。

 成人してからは関係性も変わっていき、「初めは僕は凄く厳しくて怖い父親だと思ってたんですけど、一緒にお酒を飲むようになったりとかしてちょっと父のことが分かってきたというか。どういう考え方をしてるのかっていうのが分かってきたんですね」と洋輔。留学後、勝野に手紙を書いたこともあったとした。

 高校時代から俳優の活動もしていただけに「僕はてっきり父が自分と同じような青春スターみたいな俳優の道を歩んでほしいと思ってると思っていて、でも全然やっぱり自分には合ってなくて。どうしたらいいんだろうって凄い悩んでる時期が20代の前半から後半にかけてあって」。フランスで初めての1人暮らしをしたことで「やっぱり自分に向いてるのは細かい手仕事なんだなと改めて感じて。その時に“オトン、父には言っとかないといけないな”と」考え、手紙に「ごめんなさい。あなたの理想の息子にはなれません」と書き記したという。

 すると勝野はフランスを訪れ、「俺は全然そんなこと思ってない。洋輔は洋輔でいてほしいんだ」「そのまんまでいいから。自分が合ってないなと思ったことはやらなくてもいいし、洋輔のまんまでいてほしい」と洋輔に伝えたとした。

 洋輔は「そこで僕の肩の荷が下りて、そこからは父との関係性がスムーズというか。めちゃめちゃ仲良しです」と声を弾ませた。

 勝野は番組にVTR出演し、洋輔について「俳優をやり始めた時はうれしかったんですけど、本当にそれが向いてるのか、自分の道を見つけて行くのが一つですから。もう彼を信じてましたから。好きなことをやればいいんでえすよ。自分の人生ですから。そういうのは基本にありました」とコメントした。

 VTRを見た洋輔は、「つらかった時期が凄い僕もあって。何をしたらいいのか、どうしたらいいのか分からない時期が凄いあったんで。僕やっぱり両親のことが大好きで、尊敬してるし、家族でチームになってやってたので。自分だけ歯車が外れちゃいけないなっていうのが凄くプレッシャーになってた部分があったんですけど」としながらも、「やっぱ素直に話して本当に良かったなと思ったのと、それこそフランスに留学して自分の居場所みたいなのを見つけた時に、一個人として洋輔として初めて立ち上がったっていう感覚があって」と笑顔を見せた。

 

続きを表示

この記事のフォト

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2023年9月19日のニュース