文化放送社長　ジャニーズ所属タレント出演番組　10月改編で「継続することを決めた」

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　文化放送の斉藤清人社長が19日、東京・浜松町の同局で定例会見を行い、ジャニーズ事務所の故ジャニー喜多川元社長による性加害問題に関する質問に答えた。

　10月は番組改編の時期。斉藤社長は同事務所の所属タレントが出演するレギュラー番組について「一つ一つ精査して継続することを決めた」と明かした。

　同局には「Kis－My－Ft2　キスマイRadio」「King　＆　Prince　永瀬廉のRadio　GARDEN」「ジャニーズWEST　桐山照史・中間淳太のREC！」など計12の出演番組がある。

　斉藤社長は今後の新たな番組については「多くの方々が被害に遭われている環境に最大限の配慮をしながら注視して取り組んでいきたい」と慎重な姿勢を示した。

　同事務所は今月7日に記者会見。藤島ジュリー景子氏が社長を退任し、少年隊の東山紀之が5日付で新社長に就任したことを発表。東山は性加害問題を事実と認め「鬼畜の所業」「人類史上、最も愚かな事件」と断罪した。

　斉藤社長はこの会見について「これからいろんなことが始まるというのが率直な感想。引き続き被害者救済、再発防止、健全な経営体制構築を求めて行きたい」と話した。

　同事務所の会見を受け、多くのスポンサー企業が所属タレントの広告起用見送りや契約満了による終了の方向性を示しているが、斉藤社長は「現時点で具体的な影響に関してコメントすべきことはない」と語った。