冬ソナブームから20年 歌謡曲歌う韓国男性4人組「K4」10月日本プレデビュー 目指す“韓国版純烈”

[ 2023年9月19日 04:00 ]

「冬のソナタ」の聖地・ファーストキスシーンのロケ地を訪れたK4 (前列左から)オ・ジュジュ、リュ・フィリップ(後列左から)キム・ヒョンミン、チョ・ジュン(撮影・小田切 葉月)
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 日本に韓流ブームを巻き起こした「冬のソナタ」の放送から20年、今度は歌声で日本国民の心をつかもうとする韓国グループが上陸する。男性4人組「K4(ケーフォー)」。ミニアルバム「K4YOU ~K for you~」を引っ提げて10月18日にプレデビューする。冬ソナの主題歌「最初から今まで」を収録していることから、このほどロケ地、韓国・南怡島(ナミソム)でインタビューに応じた。メンバーは“韓国版純烈”を目指し、日本での活躍を誓った。

 作品を象徴する雪だるまのモチーフが至る所に置かれた聖地で、4人は「最初から今まで」を歌唱。イントロのはかなげなピアノ演奏からハーモニーを響かせると、周囲の人たちは目を潤ませながら聞き入った。リーダーのキム・ヒョンミンは「冬のソナタが日本で愛されて20年の時に、僕たちも日本に。運命だと思っています」と話した。

 K4は韓国演歌と呼ばれるジャンル「トロット」を歌う。日本でいう歌謡曲で、4人は2021年11月から放送のオーディション番組「ハロートロット」から選出。プロデューサーは、人気韓国ドラマ「主君の太陽」「花より男子」などの音楽監督を務めてきた作曲家オ・ジュンソン氏。アルバムは「花より…」の「Stand By Me」など、作品を彩る名曲をカバーしている。

 激しいパフォーマンスが持ち味の近年のK―POPグループとは一線を画し、しっとりと歌い上げる大人の雰囲気が魅力だ。音楽関係者は「落ち着いて曲を楽しめるスタイルで、特に中高年から人気を集めそう。最近は若い人に話題だが、節目の年に改めて大人世代に流行するのでは」と注目している。

 男性4人組で歌謡曲を歌うということもあり「純烈」を意識。チョ・ジュンは「いつか舞台でご一緒したい。純烈先輩、よろしくお願いします」と深く一礼した。

 今後は日本を中心に、グローバルな活躍を視野に入れる。それぞれが日本語を勉強中だ。すでに日本国内の公園やレコード店でゲリラライブを開催し、地道に知名度を高めている。夢は東京ドームのステージに立つこと。ヒョンミンは「観客がいっぱいのドームで歌いたい」と力を込めた。

 ≪Ryuが激励≫
 「最初から今まで」のオリジナルを歌う韓国歌手Ryuが「K4」を直筆メッセージで激励した。カバー曲を聴き「K4の素敵なハーモニーで、日本のファンの皆さんからたくさんの愛を頂きますように!」とエール。リュ・フィリップは「Ryuさんの曲には、皆さん思い入れがあると思う。この曲を聴いていた時の雰囲気を、僕たちが再現したい」と意気込み。オ・ジュジュは「思い出の詰まった名曲を歌えてうれしい」と笑顔を見せた。

◆K4プロフィル
◇チョ・ジュン 1993年1月11日生まれ、韓国ソウル市出身。ソウル大声楽科卒業。特技はいろいろな発声で歌うこと。1メートル76、68キロ。
◇リュ・フィリップ 1989年7月11日生まれ、米国フロリダ州マイアミ出身。アイドルとしての活動や俳優としてのキャリアがある。英語も堪能。1メートル80、62キロ。
◇オ・ジュジュ 1988年2月7日生まれ、韓国ソウル市出身。「ハロー…」1位でK4入りした現役モデル。好きな日本人歌手は氷川きよし。1メートル84、68キロ。
◇キム・ヒョンミン 1980年1月28日生まれ、韓国テグ出身。ソロ歌手としてデビュー歴があり、2500人を輩出したボーカルトレーナーでもある。1メートル80、78キロ。

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