ryuchellさん死去 11日にラジオで辛い時には元気づけるより「ちゃんと寄り添って」と語っていた

[ 2023年7月12日 19:49 ]

タレントのryuchellさん
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 タレントのryuchell(りゅうちぇる、本名比嘉龍二=ひが・りゅうじ)さん(27)が12日、東京都渋谷区内の事務所で倒れているのが見つかり、まもなく死亡が確認された。

 ryuchellさんは前日の11日にTBSラジオ「バービーとおしんり研究所」(火曜 後9・30)に7月のマンスリーゲストとして出演していた。収録はまとめて行っている模様で、来週18日の出演も告知されている。

 番組でryuchellさんは人生を変えた一言はあるか、と聞かれると「私、沢山ありすぎるんですけど…。最近一番人生観が変わった出来事があって」と話し始め「去年かな。めちゃくちゃしんどいことがあって。私、芸能活動を続けられるかな、ぐらい結構落ち込んで、人生で初めてくらい。何だかんだ頑張って強く生きてきていたのに、結構落ち込んじゃって、何もないのに涙が出てくるとか…」と続けた。

 特別な出来事があった訳ではなく「なんか気が入らないみたいな時期があって、その時ちょっとしんどかったので、人前で泣いてしまったりとか…」という状態のryuchellさんに、友人たちは「大丈夫だよ」などポジティブになるような言葉をかけてくれたが、ある人に「泣いていいよって言われたんです。人生で初めてだったんです。私も会社をやっているし、強くいなきゃいけない、弱い自分を出す居場所をなくしていたんです。でも、その人に気が済むまで泣いていいよって言われた時に、あ、弱い自分を見せるってこんなに気持ちがいいんだというか、見せてもいいんだ私もと思えるようになった」と当時の心境を明かし、その後は仕事やSNSを通じて「ちょっと弱音を吐いたりとか、ちょっと人間臭い部分もキャラクター的に出さないようにしえちたけど、これからはもっと泥臭い部分とか本当は弱いところを出していこうって」思うようになったと語った。

 さらに「今は風の時代じゃないですか。強い力で引っ張っていくというよりも、素直にありのままの自分で、等身大でやっていく時代なんだな。そう考えると時代と私のバランスがしっくりきて…本当にその通りだなって思って。だから今はハッピーになれたというか」と語り、バービーから「キャラ的にもみんな期待しちゃうもんね」と言われると「そうなんですよ。だから、ちょっと弱い自分も最近、見せれるようになって、バランスが取れるようになって、余裕も生まれてきたし、大人になれたかなって」とし「是非皆さんにも、落ち込んでいる人がいたりしたら、『大丈夫だよ』と元気づけるのもすごく素晴らしいけど『泣いていいよ』とか『気が済むまでこっちきていいよ』ってちゃんと寄り添って、それをまずわかってあげる。あなたが辛い時に居場所になるよっていう姿勢でなるってことは、是非参考にして欲しい。素敵だなと思った」と語っていた。

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