伝説の「ジーパン刑事」は、西岡徳馬がモチーフだった!?　誕生から50年後に明かされた秘話

西岡徳馬
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　俳優の西岡徳馬（76）が10日までに更新されたYouTubeチャンネル「丈熱BAR」にゲスト出演。テレビドラマ史に残る名キャラクターの誕生にかかわった秘話を明かした。

　「東京ラブストーリー」や「極道の妻たち」シリーズなど、テレビ、映画で幅広く活躍する名優のトーク2回目。「これ、言おうと思ってたのよ」と前置きして、話し始めたのが50年ほど前の「逸話」だった。

　西岡は、親交のあった松本染五郎（当時、現2代目松本白鸚）一家とハワイへ旅行に出掛けた。現地でショッピングしている時に見つけたのが、その頃まだ日本でレアだったGジャンとジーパンの上下セット。それを買って、帰国したところ、所属していた「文学座」のマネージャーに「いいの着てるね、どこで買ったの?」と尋ねられた。

　購入した場所を聞いても、マネージャー氏は諦めるどころか、「日本でも、どっか売ってないかな」と食い下がる。西岡も心当たりを探したものの、なかなか見つからない。「それで、どこかに（似たのが）あったんだよね。で、それを（文学座の後輩にあたる松田優作さんに）着させたんだよ。そして、あいつジーパン刑事って（名前がついて）」。何と、刑事ドラマの金字塔と呼ばれる「太陽にほえろ!」で2代目新人刑事として人気を博した「ジーパン刑事」は、西岡の衣装がモチーフだったのだ。

　話を聞いていたホスト役の丈（小野寺丈）は「（人気が出たのは）徳馬さんのおかげじゃないですか」とコメント。この番組でブレークした松田優作さんは、瞬く間に人気俳優の仲間入りを果たした。