アンジュルム竹内朱莉、愛に包まれ卒業「私をアイドルにしてくれてありがとう」

＜ANGERME　CONCERT　2023　BIGLOVE　竹内朱莉　FINAL　LIVE「アンジュルムより愛をこめて」＞ファンに手を振る竹内朱莉（撮影・光山　貴大）
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　アンジュルムのリーダー竹内朱莉（25）が21日、神奈川・横浜アリーナで卒業ライブを行った。グループ初の単独アリーナ公演で、1万2000人を動員。「12年間、たくさんの愛と幸せな時間を本当にありがとうございました！」とアイドル人生に幕を閉じた。

　アンコールではスマイレージ時代のメンバーカラーの赤と現メンバーカラーの青の2色を基調としたチェック柄のドレス姿で登場。ソロ曲「行かなくちゃ」を竹内らしい弾ける笑顔で歌い上げた。

　2011年に2期メンバーとしてグループに加入。19年にリーダーに就任した。就任後わずか8か月で4人が卒業発表する卒業ラッシュとなったが、抜群のリズム感と突き抜ける歌声、パワフルなダンスでパフォーマンスをけん引。太陽のような明るさと大きな愛でグループを照らし続けた。グループは1人1人が自信に満ちあふれた“最強軍団”となり、長年の夢だった横浜アリーナでの単独公演を実現させるまでに成長した。

　竹内は、青と赤に染まった会場で「こんなに素晴らしい場所でこんなに素敵な景色を見せてくれてありがとうございます」と感謝。「私をアイドルにしてくれて本当にありがとうございました」と告げると、大粒の涙がこぼれた。「みんなの信じた道を突き進んで、最強アンジュルムを更新してください！」。後輩たちにバトンを渡した。新リーダーの上國料萌衣（23）は「竹内さんからもらったものを守りながら、どんどん新しいアンジュルムにしていけるように頑張っていくので、応援していてください！」と呼びかけた。

　竹内は書道の正師範の持ち主で、「これからは書道で世界を目指します！」と語った。アーティスト活動も続け、歌って踊れる最強の書道家を目指す。たくさんの愛に包まれながら、煌（きら）めく次の舞台に向かって、一歩踏み出した。

　会場には和田彩花（28）、福田花音（28）、中西香菜（26）、勝田里奈（25）、田村芽実（24）の「6スマ」メンバーが勢ぞろい。苦楽を共にした戦友の晴れ舞台を見守った。