寄席囃子で名落語家らの信頼集める三味線奏者・内海英華 45周年公演発表も「まだ通過点」

[ 2023年6月21日 17:59 ]

芸歴45周年記念公演「このほど、英華びより」をPRする内海英華
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 上方寄席囃子三味線奏者で女道楽師の内海英華(63)が21日、大阪市内で芸歴45周年記念公演「このほど、英華びより」(9月9日、心斎橋PARCO・SPACE14)の発表会見に登場。「肩が凝ることのない、お客さんが楽しんでいただける公演に」とPRした。

 内海は78年に講談師・3代目旭堂南陵に入門して旭堂南蝶を名乗ったが1年で廃業。81年に漫才の内海カッパに入門して内海英華となった。82年に寄席三味線の桑原ふみ子に師事。「22歳からと、三味線を始めるには遅かった」と内海。84年から寄席囃子をしながら「女道楽」三味線漫談師として活躍。12年には「文化庁芸術祭賞大賞」を受賞した。

 45周年については「まだ通過点」という位置づけ。若い頃には楽譜に釘付けで演奏し、「(三代目)春団治師匠から“ボクを見てくれないと呼吸が計れん”と言われた」。だが、努力の結果「10年、15年経って(五代)桂文枝師匠から“英華がおったら安心や”と言われた。それが今も胸に残っています」と自身も成長を感じたそうだ。二代目桂春団治さんの未亡人・河本寿栄(97)を「女道楽」の“師”と仰いでいるが「今、入院中ですが、見に来ていただいたら、まだ直されるところがあると思います」と語った。

 記念公演では、寄席の舞台裏を芝居仕立てで再現する「ある寄席のいち日『暖簾の内と外』」を披露。さらに「女道楽」では得意の浮世節「たぬき」を演じる。また、同期入門の桂米団治(64)が特別ゲストで登場する。

 夜の部では桂枝女太(64)らの落語、自身の女道楽に続いて、最後に「お囃子ジャズ」。「内海英華with宗清洋と粋からてすとさうんど」と6、7曲を披露。トロンボーン奏者の宗清洋さんは昨年1月に85歳で死去したが「追悼の意味も込めて。今回は名前を使わせていただきます」。三味線とジャズの不思議なコラボを実現させ「楽しいライブ感覚で」と内海も楽しみにしている。

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2023年6月21日のニュース