松山ケンイチ 11年ぶり大河“凱旋”「どうする家康」で“イカサマ”本多正信役 

[ 2022年7月1日 04:00 ]

2023年のNHK大河ドラマ「どうする家康」で本多正信を演じる松山ケンイチ
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 来年放送のNHK大河ドラマ「どうする家康」に俳優の松山ケンイチ(37)が出演することが30日、同局から発表された。徳川家臣団随一の“嫌われ者”の本多正信(ほんだ・まさのぶ)役。主演を務めた2012年の「平清盛」以来、11年ぶり2度目の大河となる。

 松本潤(38)演じる徳川家康の生涯を描く物語。松山演じる正信は、うさんくさく無責任な進言をする“イカサマ野郎”で、一度は家康を裏切ることでも知られる人物。ただその頭脳は卓越しており、やがて家康の天下取りに欠かせない存在へとなっていく。松山は「精いっぱいうさんくさく、無責任で、悪知恵が働くイカサマ師を遊ぶように演じていけたら」と意気込んでいる。

 過去に主演を務めた「平清盛」は視聴率では苦戦したものの、綿密な人物描写や、時代考証にのっとったリアルな演出で、大河ファンの間では“屈指の名作”と評価されている。11年の東日本大震災真っただ中での撮影とあり、松山自身も思い入れが深い作品。「清盛の壮大な生き方から、大きな苦しみ、そして大きな喜びを体験できたことは僕の大切な宝物」と当時を振り返っている。

 今作では主演を支える立場として大河に“凱旋”する形だ。松本とは、自身のドラマデビュー作となった02年の日本テレビ「ごくせん」以来の共演。「当時は絡みがなかったため、今回また一緒にやらせていただくことがうれしいですし、一緒に枯れていくさまも含めて楽しんでいけたら」と期待を口にした。

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