菊間千乃氏 吉野家元常務の不適切発言に「急に出てくるとは思えない」 同様発言する人の傾向も指摘

[ 2022年4月19日 17:52 ]

菊間千乃弁護士
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 元フジテレビアナウンサーで弁護士の菊間千乃氏(50)が19日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。今月16日に牛丼チェーン「吉野家」の伊東正明常務(企画本部長)が、早稲田大学日本橋キャンパスで開かれた社会人向け講座で不適切な発言をしたことコメントした。

 問題となったのは、早大主催「デジタル時代のマーケティング総合講座」の初回講義。18日に謝罪した吉野家によると、伊東氏は「不適切な表現で不愉快な思いをする方がいたら申し訳ない」と前置きした上で、若者を牛丼好きにするための戦略について「地方から出てきた生娘さんが、初めて(吉野家を)利用して、そのままシャブ漬けになるような企画」と表現した。19日、吉野家は伊藤常務の解任を発表し、「コンプライアンス遵守の徹底に取り組んでまいります」などと、公式サイトにつづった。

 菊間氏は「考えようと思ったって、こんな言葉出てこないなと思うんですけど、講座に出ていた方たちも何を聞かされているんだろうって思って、憤りがあったんじゃないかと思いました。お客様をバカにした発言で、自分のところの商品をバカにしている発言で、会社のレピュテーションをどん底まで落とす発言を常務がする、しかも公の場でって本当にびっくりですよね」とバッサリ。「

 「こういう講座に出る時って、前日には明日、何をしゃべろうかって、考えるわけですよね。パワーポイントを作ったりとかする」と自身の経験を踏まえつつ「この発言が講座でしゃべっている時に急に出てくるとは思えない。普段からこういうようなことを会社の中で発言していたのではないかなと、想定がされますよね」と見解を示した。

 発言の内容については「これはセクハラでもあり、パワハラでもある」とし、「こういう発言する人って、私がいろいろ案件やってきた中でも、仕事ができる人がこういう発言をするんですね」と私見。「仕事ができると自分の発言がどんどん大きくなっていった時に、周りが何も言ってくれなくなって、おそらくご自分はそんなにここまで大騒ぎされるコメントだとは思ってないから発言しているんですけれども、会社の中で、こういう発言をしてきた時に、周りの方が注意したりとかしてこなかったってところから、どんどん加速度的になって、社外でも何も考えずにしてしまうって状況だったんだろうなと思う」とした。

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2022年4月19日のニュース