吉岡里帆 舞台初主演 女優10年目で念願「ワクワク」 奇抜ヘア&ユニホームで不思議な世界へ

[ 2022年4月12日 04:00 ]

「スルメが丘は花の匂い」で舞台に初主演する吉岡里帆
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 女優の吉岡里帆(29)が舞台に初主演する。7月に都内で上演される「スルメが丘は花の匂い」で、お笑いコンビ「かもめんたる」の岩崎う大(43)が作・演出のファンタジーコメディー。女優業の本格開始から10年目。満を持しての舞台主演となる吉岡は「ワクワクしています」と心を躍らせている。

 今作はシンデレラや浦島太郎など、童話の登場人物が生まれる不思議な世界「スルメが丘」が舞台の作品。吉岡はこの世界に迷い込んでしまった会社員女性・緑を演じる。公開されたビジュアルでは、スルメイカの足のようなヘアスタイルに、ユニホームを着用。主人公が元々住む世界が空前のソフトボールブームという設定だ。

 主人公が出会うのは、「スルメ姫」という物語の主人公になることを運命づけられた少女や、物語を成立させようと必死な住民たち。こうした人々との交流を「幸せとは何か」といった普遍的なテーマを軸に描く。製作側は「岩崎さんの独特のユーモアにあふれた世界に迷い込んだ時に、主演として魅力を最大限に爆発させてくれる」と起用した。

 舞台はまさに吉岡の原点。女優を目指すきっかけとなったのが、18歳の時に大学生の小演劇を見たこと。大きな衝撃を受けた吉岡は小劇場に通い詰め、やがて学生演劇にも出演するなどのめりこんだ。2013年に本格的に女優業を開始すると、ドラマや映画に数多く出演。その成長を見せる場にもなる。

 「主人公の奇妙な体験談を、一緒に肌で感じて楽しんでいただけるように表現できたら。唯一無二のストーリーと世界観、共演者の方々と面白がりながら力を合わせて挑みたい」と力を込めた。

 7月22~31日に東京・紀伊国屋サザンシアターTAKASHIMAYAで上演。共演は伊藤あさひ(22)、鞘師里保(23)ら。(伊藤 尚平)

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