出川哲朗 父の借金きっかけに寺で修行した過去、永ちゃんの楽曲が転機「まさにバイブル」

[ 2022年4月5日 22:03 ]

出川哲朗
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 お笑いタレント、出川哲朗(58)が5日放送のTBS「この歌詞が刺さった!グッとフレーズ」(後7・00)にVTR出演。父の借金をきっかけに寺で修行した過去を語るとともに、矢沢永吉(72)の楽曲「鎖を引きちぎれ」を聴いたことが、人生の転機になったと明かした。

 数ある名曲の「心に刺さった歌詞」に注目する番組。出川は「そもそも曲は歌詞じゃなくてメロディー派なのよ。ただ、この曲だけは歌詞が突き刺さった」と同曲を紹介し、「本当にまさにバイブル、人生のきっかけを作ってくれた歌だから」と続けた。

 出川が高校生の時に「親父が(株の)相場に手を出して借金を負うようになっちゃって、働かなきゃってなった」という。そこで、親戚から「日本で一番有名な料亭にコネがあるから、そこに入れるかもしれない」との提案を受けた。板前になるべく、料亭とゆかりのある寺で半年間修行していたといい、「みんなの手前、(修行して料亭で働くことを)俺がやるよとか言ったんだけど。待てよ、こんなプライドのために好きでもない料理をこのまま一生やり続けるって、あまりにも人生もったいないと思って」と、当時の心境を語った。

 修行中、自分の好きなことは何だろうと自問自答する日々。そんな時期に「鎖をひきちぎれ」を毎晩聞いていたそうだ。「あきらめた顔のまま 老いぼれてしまうのかい 汗も流さないで」。歌詞をかみしめ、思いは決まった。

 「役者になってみたい」と決心した出川は、親戚に断りを入れた。「寺の修行自体が鎖につながれている気がしちゃった。せっかく生まれたなら自分の好きなことやらなきゃと思って。料亭に行く前日に、やっと自分のやりたいことを見つけたので、ごめんなさいって言った」と振り返っていた。

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2022年4月5日のニュース